当院では東洋的な発想に基づいた施術を行います。
これは特定の病名で診断するものではなく、病状の状態を対象としています。
体の部分ではなく、全身をいつも対象としていることでもあります。
そのためどのような症状でご来院されても、
たとえば肩凝りであっても、ストレスでこころがお疲れになっておられても
基本的に腹部を診断し、背部にそれに基づく治療を行ってまいります。
この図を太極図といいます。
太極図は白と黒のおたまじゃくしのように見えますね。白い部分が陽(の気)、黒い部分が陰(の気)です。東洋医学ではすべてのものは陰と陽に分かれるとされています。たとえば、男女、天地、左右、表裏など。
陰と陽は基本的に対立するものですが、陰の中にも陽があり、陽の中にも陰があります。形は一定ではなく、白いおたまじゃくしと黒いおたまじゃくしは形を変えどちらかが大きくなることもあります。この陰陽のバランスが崩れた状態が長く続くと病になりますが、通常元へ戻ろうとします。
陰陽のバランスが崩れた状態が病です。病のからだには冷えが現れることが良くみられます。
冷えは血液の流れを悪くし、筋肉を固くし痛みやコリを誘発します。またからだだけでなくこころも不安定な状態になります。
当院では冷えを取り、からだやこころを温めることによって、患者様の陰陽のバランスを正常に戻す援助をしてまいります。